先日会社の健康診断が終わった。めでたいことに身体年齢を再び20代に戻すことができた。
現在、身体年齢は実年齢の80%というところ。だが上には上がいる。70%にすれば上位陣50代の「身体年齢猛者」に迫ることができる。6000名のグループ社員の上位3名以内に入ればうちの会社の健康保険組合で表彰される。上位はいずれも50代の方ばかりだ。ゴルフのエイジショットと同じで、実年齢がある程度高くならないと上位陣とは戦えない。
昨年、12月から実家に戻った。食事がおいしくて、体重も65キロから68キロまで増え、身体年齢が30歳になってしまった。だが、その後、元教え子に聞いた1日1食生活でかなり数値を取り戻した。この3か月で62キロまで落とした。1か月に2キロの減量ペースだ。身長が170なのでまあ順当か。
「健康管理の8割は食事管理」
「食べておきながら運動して痩せる」というのはけっこうしんどい、というかそもそも矛盾している。インプット量を減らせば体重が増えないのは自明の理だ。そこで1日1食生活をずっとしてきた。平日限定だが、朝は野菜ジュース。昼は一切食べずに読書か昼寝。で、夜は21時までに好きなものを腹九分くらい食べる。これだけだ。
開始後3日くらいは腹が減って力も入らず。腹もお昼には「不満の鳴き声」を上げていたが、やがてあきらめてくれた。脱毛は空腹状態のサーチェイン遺伝子とやらの頑張りを楽しむ余裕が出てきた。
「その食べないのが難しいんですよ!」と言うのは私も良くわかっている。私にとっては食事とコーヒーがどれだけ人生において上位の楽しみであることか。
「普段はまるで駄目だが、制服を着ると途端にプロフェッショナルになる」という征服効果を知っている方は多いだろう。いや、別にアダルティな意味ではない。その制服を着ることでプライベートからオフィシャルにモードが切り替わるわけだ。
私はこれを利用した。単純に「スーツ姿の時は一切食べない」「スーツ姿の時は空腹を感じない」とマインドセットをしたわけだ。ゆえに「平日だけ1日1食」である。土日祝日は平気で3食食べてるが。「マインドセットのやり方」はネット上にいくつか転がってるので、自分に合う方法を適当にやればいいと思う。
運動はわざわざ金を払ってスポーツジムに運動に行く必要もない。エレベーターやエスカレーターを使わず、電車でも座席に座らない。このあたりは「南雲先生」のお言葉通りである。
親からは栄養バランスを心配されたり、やせにくくなる懸念を示された。だが現代日本で栄養失調になるのと肥満になるのでどちらが難しいか? また、やせにくくなったところで食事の絶対量が少ないのだから問題なし。太りやすくなると言ってもまさか質量保存の法則を越えて太るわけがなかろう。食事が少ない分、水分が不足するので意識的に水は大目に補給するようにしていた。脱水症状になっては目も当てられない。
もともと「痩せる」というよりも、身体の諸数値を改善するのが目的だったわけだが、結果的にウエストも76から72まで絞れた。とりあえず体重も60キロまで落とせば大学生のころと数値的には同じになる。もうすぐ夏だぜ、海だぜということで楽しく絞り込むとしよう。